1962-03-23 第40回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
一種、二種、三種を通じまして七十品目でございますが、そのうち十六品目は課税廃止、それから二十一品目については税率の引き下げ、こういうこと、それから課税方法の移行が一品目、その他今度は新規課税が若干ございますが、これもやむを得ざることであるということでありまして、これでおおむね物品税体系は、戦後の形を払拭するのではなかろうか、新しい近代的租税としてこれからスタートできるのではなかろうか、かように考えておるのであります
一種、二種、三種を通じまして七十品目でございますが、そのうち十六品目は課税廃止、それから二十一品目については税率の引き下げ、こういうこと、それから課税方法の移行が一品目、その他今度は新規課税が若干ございますが、これもやむを得ざることであるということでありまして、これでおおむね物品税体系は、戦後の形を払拭するのではなかろうか、新しい近代的租税としてこれからスタートできるのではなかろうか、かように考えておるのであります
申すまでもなく近代的租税制度は、直接税なかんずく所得税中心主義でありまして、従つて政府が取引高税その他の間接税を撤廃あるいは軽減し、重点を直接税に移したということそれ自体には私も賛成であります。
その理由住民税につきまして標準賦課総額を定めること、例えば法案第五十條で賦課総額を定めておりますが、これは第一に五百円に納税義務者の数を乘じた額とすると、個定的、非彈力的方法を取つた点におきまして第二に、納税者に取つて自己の負担がほぼどのくらいになるかということが予め見通し得られないという点におきまして、それはアダム・スミスのいわゆる近代的租税の原民にも反する封建的租税となる可能性を藏するものである